オリコン、23年4月~12月期は経常利益12.1%減
オリコンは2月2日、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
売上高は、コミュニケーション事業とモバイル事業が前年同期比で減収となり、データサービス事業は前年同期比で増収となった。この結果、全体では前年同期比4.0%減の34億7,196万円となった。費用面では、売上原価は同7,351万円増(7.1%増)、販売費及び一般管理費は主に人件費等の増加によるもので同3,263万円増(2.6%増)となった。以上の結果、営業利益は同18.7%減の10億8,510万円となり、営業利益率は31.3%となった。経常利益は同12.1%減の11億1,429万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同11.6%減の7億3,079万円となった。
ニュースコンテンツの提供並びにWEBサイトの制作・運営・広告販売等を行うコミュニケーション事業全体の売上高は、前年同期比4.1%減の27億582万円、セグメント利益は同11.1%減の16億8,429万円となった。
音楽ソフト・映像ソフト・書籍のマーケティングデータを提供するオンラインサービス「ORICON BiZ online」を中心に、同社グループが保有するエンタテインメント関連データを活用したビジネスを展開しているデータサービス事業の売上高は、前年同期比0.7%増の5億581万円、セグメント利益は同5.5%増の1億8,957万円となった。
モバイル端末向けを中心に、音楽・書籍等のコンテンツ配信サービス等を展開しているモバイル事業の売上高は、前年同期比10.4%減の2億6,032万円、セグメント利益は同29.3%減の7,606万円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想は2023年5月10日に公表したものを据え置いた。