UMGがTikTokと契約打ち切り「アーティストの権利・創造性・価値を守るため」
ユニバーサル ミュージックジャパンは、ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)が現地時間1月30日に公式サイトで発表した通り通り、2024年1月31日を期限としていたUMGとTikTokの契約について更新の合意に至らなかったと、2月2日に公式サイトで発表した。
契約更新の交渉過程を通じて、UMGは以下3つの重要な課題に対処するようTikTokに提案してきたが、「TikTokはこれに無関心、或いは威圧的な態度で応じた」と説明。UMGは「こうしたTikTokの姿勢が引き起こす問題を、これ以上看過するわけにはいかない」との考えを示している。
- アーティストとソングライターへの適切な報酬
- AIの有害な影響からの人間のアーティストを守ること
- TikTokユーザーのオンライン上の安全性
なお、契約が合意に至らなかったことに伴い「ファンの皆様にはTikTok上でUMGの管理楽曲を利用した動画の作成や視聴に影響が出る形となり、ご迷惑・ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、「UMGとして、このたびの判断はアーティストの権利・創造性・価値を守るために不可欠なものと認識しており、皆様のご理解をいただけますと幸いです」と伝えている。
関連リンク
- ユニバーサル ミュージックジャパン
- Universal Music Group
- 第180回 ユニバーサル ミュージック合同会社 EMI Record マネージングディレクター 兼 制作本部本部長 兼 レーベルズマーケティング ゼネラルマネージャー 岡田武士氏【後半】
- 第180回 ユニバーサル ミュージック合同会社 EMI Record マネージングディレクター 兼 制作本部本部長 兼 レーベルズマーケティング ゼネラルマネージャー 岡田武士氏【前半】
- 世代を突き抜けた楽曲を生み出すために ユニバーサル ミュージック 社長兼最高経営責任者(CEO) 藤倉 尚氏インタビュー
- 第144回 藤倉 尚 氏 ユニバーサル ミュージック合同会社 社長兼最高経営責任者(CEO)