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芸団協CPRA、30周年記念事業から「新たな権利獲得を目指して」をテーマにオンライン・セミナー動画を公開

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1993年に、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)と関係団体との協力によって発足した実演家著作隣接権センター(CPRA/クプラ)は、2023年10月に30周年を迎えた。この節目に当たり、2023年10月より30周年記念事業に取り組んでいる。記念事業の1つであるオンライン・セミナーの第2弾動画が、3月25日に公開された。

今回のテーマは「新たな権利獲得を目指して」。1本目の「イギリスにおけるレコード演奏・伝達権の集中管理実務」では、講師にイギリスのレコード製作者・実演家の権利管理団体であるフォノグラフィック・パフォーマンス・リミテッドのピーター・リーテム氏を招き、BGMとしての音楽利用において、実演家に権利が与えられているイギリスの事例を紹介している。2本目は「レコード演奏・伝達権の創設に向けて」。イギリスをはじめとするヨーロッパ各国だけでなく、韓国、中国などアジア圏でも多くの国でBGM音楽利用に関して実演家とレコード製作者に権利が与えられている。日本での権利創設に向けて、芸団協CPRAと日本レコード協会は長年にわたり提言を行っているが、いまだ実現には至っていない。日本音楽著作権協会(JASRAC)常任理事の露木孝行氏、日本レコード協会(RIAJ)理事の楠本 靖氏、芸団協CPRA運営委員会副委員長の中井秀範氏が登壇し、池村 聡氏(弁護士)の進行で、あらためて日本の現状を整理し、これからを展望する。