シンクパワー、JASRACの楽曲情報管理システム「KENDRIX」に楽曲認識機能とカバーソング認識機能を提供
シンクパワーは、日本音楽著作権協会(JASRAC)の運営する楽曲情報管理システム「KENDRIX」へ、シンクパワーが日本代理店をつとめるACRCloud LIMITEDのフィンガープリント技術を利用した楽曲認識機能とカバーソング認識機能の提供を開始した。
KENDRIXは、ブロックチェーン技術を活用した存在証明機能とeKYC機能を備えた楽曲管理情報システムで、「すべての音楽クリエイターがCreation Ecosystemに参画できる世界へ」というコンセプトのもと、音楽クリエイターが安心して楽曲を発表でき、適正な対価還元を受けるための各種手続きのハードルを下げることを目的としたクリエイターDXプラットフォーム。
3月5日より、新たな機能「音源類似チェック機能(α版)」が追加され、KENDRIXに登録した音源ファイルを解析し、類似している可能性がある既成音源を紹介することができるようになった。この機能にACRCloudのフィンガープリント技術が使われている。
同社がKENDRIXに提供を開始したACRCloudの楽曲認識機能・カバーソング認識とは、既成音源と全く同じ音楽や類似する音楽の特定ができる機能で、音楽配信ストアへのディストリビューションサービスや、ユーザー投稿型のライブ配信サービスなどで既成楽曲の使用検知や著作権報告への活用が可能だ。
同社は、「今後もACRCloudの精度の高い楽曲・音声認識技術を、日本のお客様に広くご利用いただけるよう、技術のご提供にとどまらず、その技術を使ったソリューションのご提案も積極的に進めてまいります」と伝えている。