スペースシャワーSKIYAKIホールディングスが発足、2024年度の役員体制を発表

2024年4月2日 10:56

スペースシャワーネットワークとSKIYAKIは、4月1日に経営統合を完了し、「スペースシャワーSKIYAKIホールディングス株式会社」が発足したことを発表した。

同社は、1月26日開催の臨時株主総会で承認された株式交換契約及び吸収分割契約に基づき、4月1日付で、SKIYAKIとの株式交換を行うとともに、グループ経営管理事業、資産管理事業及び不動産賃貸事業を除く同社の営む一切の事業に関する権利義務を、同社の完全子会社であるスペースシャワーネットワークに承継させ、持株会社体制への移行が完了した。なお、持株会社体制移行後の上場会社は、持株会社であるスペースシャワーSKIYAKIホールディングスとなる。また、かかる持株会社体制への移行に伴い、同社、スペースシャワーネットワーク及びSKIYAKIの同日付役員体制について、併せて発表した。

なお、2024年7月〜9月頃に、東京・渋谷道玄坂通ビル（東京都渋谷区道玄坂2-25-12）へのオフィス移転を予定している。

代表コメント

林吉人氏

スペースシャワーSKIYAKIホールディングス代表取締役共同社長
スペースシャワーネットワーク代表取締役社長

エンタテインメントが、人々の心を揺り動かし、我々の内面世界に彩りを与えてくれるのは、それが人間の心や感情から紡ぎ出された極めて人間的なものだからに他なりません。一方で、テクノロジーの長足の進歩により、我々を取り巻く社会環境は劇的に変化しています。エンタテインメントの世界も例外ではなく、さまざまな分野でDX化が進んでいますし、以前は至って人間的な営みと思われていたコンテンツ制作という創造的プロセスにも、AIは着実に浸透し始めており、エンタテインメントの未来を考える上で、クリエイティブとテクノロジーの融合は避けて通れない領域になりつつあります。
我々は、令和6年4月1日付けで旧スペースシャワーネットワークグループと旧SKIYAKIグループを経営統合し、新しい企業グループとしてリスタートいたしました。これからは、両社が持つコンテンツクリエイティブとテクノロジーというアセットを統合し、エンタテインメント業界に新しい付加価値を提供してまいります。

小久保知洋氏

スペースシャワーSKIYAKIホールディングス代表取締役共同社長
SKIYAKI 代表取締役

イノベーション研究の分野では、異なる文化や領域が交わる「交差点」において、新しいアイデアが次々と生まれるという現象が広く知られています。この現象は、15世紀イタリアのフィレンツェで繁栄したメディチ家に由来して「メディチ・エフェクト」と呼ばれています。
本経営統合により、我々は両社の異なるアセットを結集し、多様性のあるチームを形成することが可能になりました。アーティストやクリエイターの魅力を発掘し、良質なコンテンツへと昇華させ、さらにテクノロジーを活用して世界中のファンに届ける。こうした一連の流れをグループ内で実現することにより、かつてない体験価値を生み出せるものと確信しております。
今後も「コンテンツ」と「テクノロジー」を兼ね備える数少ない企業体として、新しいビジネスモデルを創造し、エンタテインメント業界の変革を先導してまいります。