ヤマハ、手持ちの楽曲でAI合奏を楽しめるアプリ「piano evoce β」を提供
ヤマハは、手持ちの楽曲でAI合奏を楽しめるmacOS版アプリケーション「piano evoce β」の提供を開始した。piano evoce βは、公式サイトより各macOSに対応したファイルをダウンロードし、Yamaha Music IDへのアカウントに登録を行うことで、無料で利用できる。
電子ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器を持っているユーザーの中には「練習する曲が難しい」「一人で演奏をするのがつまらない」などの理由で、楽器演奏から遠ざかってしまうユーザーもいた。同社はそのようなユーザーに対して、自分の好きな曲を弾いて、その演奏に合わせて歌うサービスがあれば、ピアノの演奏体験をより愉しいものにできると考え、piano evoce βを開発した。
piano evoce βは、ユーザーが手持ちの楽曲データを演奏すると、それに合わせてボーカルパートが追従再生する機能を提供するサービス。電子ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器とMacを接続して、アプリケーションの画面上に手持ちの楽曲データを選択すると、piano evoce βがその楽曲のコードを解析して、コードを表示する。そのコードをユーザーが演奏すると、AI合奏技術により演奏に合わせてボーカルパートが追従再生され、自宅で気軽に合奏気分を味わうことができる。また、piano evoce βを活用して、ユーザーが合奏をより楽しめるように、コードを丁寧に確認する「ぴったり追従モード」と自由に曲のアレンジを楽しむ「ゆるやか追従モード」の2つの再生モードも用意している。