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AIに「良い印象」が70%以上、理由は「時間短縮になるから」が53.8%でトップ〜楽天インサイトがAIのイメージや影響を調査

ビジネス レポート

「AIのイメージ」の回答状況(n=900:全員回答)複数回答 単位:%

楽天インサイトは4月19日、「AIに関する調査」の結果を発表した。本調査では、AI(人工知能)のイメージや生活への関与、仕事への影響などについて調査を実施した。なお、今回の調査における設問の一部は、生成AIで作成し聴取。楽天インサイトが実施する公開レポートにおけるAIツールの活用は、今回が初めてとなる。

AIのイメージについて聞いたところ、「効率的に作業を進めることができる」(43.1%)が最も多く、「知りたい情報をすぐに教えてくれる」(35.7%)、「新たなビジネス機会の創出につながる」(29.6%)が続いた。年代別でみると、「セキュリティに懸念がある(AIの誤作動やハッキングなど)」と回答した人は、40代以降増加する傾向がみられた(40代:24.9%、50代:34.3%、60代:36.7%)。

AIが自身の生活に関与することに対してどのように思うかを聞いたところ、「良い印象を持っている」計(「とても良い印象を持っている」(12.0%)と「やや良い印象を持っている」(58.8%)の合計)は70.8%であった。年代別では、40代の「良い印象を持っている」計が77.6%で、全体より5ポイント以上高い結果となった。

AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人に理由を聞いたところ、「時間短縮になるから」(53.8%)が最も多く、「人間では起こり得るミスを減らすことができるから(データ入力での誤入力、文書作成での文法ミス、スペルミスなど)」(47.3%)、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」(37.8%)が続いた。年代別でみると、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」の回答は年代が上がるにつれて増える傾向であった(20代:23.6%、30代:32.5%、40代:39.0%、50代:41.3%、60代:50.4%)。

「AIが自身の生活に関与することに対してどのように思うか」の回答状況(n=900:全員回答)単一回答 単位:%

「AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている理由」の回答状況(n=637:AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人)複数回答 単位:%

AIに任せたほうが良いと思う業務と、人間が対応したほうが良いと思う業務をそれぞれ聞いたところ、AIに任せたほうが良いと思う業務は「製品の在庫管理」(53.7%)が最も多く、「経理処理」(52.3%)、「資料作成」(52.1%)が続いた。一方、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」(56.4%)が最も多く、「医療行為」(49.9%)、「従業員の採用」(47.7%)が続いた。AIには一定のルールに沿った管理や処理業務を任せ、人間は重要な意思決定や臨機応変な判断を要する業務を対応したほうが良いという傾向がみられた。

「AIに任せたほうが良いと思う業務」の回答状況(n=495:有職者)複数回答 単位:%

「人間が対応したほうが良いと思う業務」の回答状況(n=495:有職者)複数回答 単位:%

AIについて持っている最も近い感情を聞いたところ(生成AIで設問を作成)、「期待」(31.4%)が最も多く、「好奇心」(21.0%)、「不安」(13.4%)が続いた。年代別でみると、40代以降において「疑念」の回答が増える傾向にあった(40代:7.8%、50代:10.1%、60代:13.6%)。

「AIについて持っている最も近い感情」の回答状況(n=900:全員回答)単一回答 単位:%

AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けると思うかを聞いたところ(生成AIで設問を作成)、「良い影響(プラスの影響)を受ける」計(「良い影響を受ける」(17.0%)と「どちらかというと良い影響を受ける」(58.2%)の合計)は75.2%、「悪い影響(マイナスの影響)を受ける」計(「悪い影響を受ける」(4.0%)と「どちらかというと悪い影響を受ける」(20.8%)の合計)は24.8%であった。AIの普及により自分の仕事がなくなることを心配しているかを聞いたところ、「心配している」計(「とても心配している」(5.3%)と「やや心配している」(19.6%)の合計)は24.8%、「心配していない」計(「まったく心配していない」(14.5%)と「あまり心配していない」(29.9%)の合計)は44.4%であった。年代別でみると、20代(33.0%)と40代(30.1%)の「心配している」計は、全体(24.8%)より5ポイント以上高い結果となった。

AIを自分の仕事に取り入れることに対してどの程度積極的かを聞いたところ、「積極的」計(「とても積極的」(8.3%)と「やや積極的」(31.9%)の合計)は40.2%、「積極的ではない」計(「まったく積極的ではない」(5.9%)と「あまり積極的ではない」(10.7%)の合計)は16.6%であった。年代別でみると、「積極的」計は40代(45.9%)が全体(40.2%)より5ポイント以上高い結果となった。

「AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けると思うか」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

「AIの普及により自分の仕事がなくなることを心配しているか」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

「AIを自分の仕事に取り入れることに対してどの程度積極的か」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

調査概要

調査エリア    :全国
調査対象者    :20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ:900サンプルサイズ
調査期間     :2024年3月7日から3月8日
調査実施機関   :楽天インサイト

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