レコ協元会長の斉藤正明氏が旭日中綬章を受章、同協会歴代会長の叙勲は石坂敬一氏以来
2024年春の叙勲(4月29日付)において、日本レコード協会第22代会長の斉藤正明氏(会長在任期間:2013年6月~2017年6月)が旭日中綬章を受章した。永年に亘るわが国レコード産業並びに音楽文化の維持・発展に対する多大なる貢献が評価され、今回の受章となった。
斉藤氏は、1970年に東芝音楽工業(現・ユニバーサル ミュージック)に入社し、1997年に代表取締役社長に、また2009年にはビクターエンタテインメントの代表取締役社長に就任し、レコード産業の振興に数多くの功績を残してきた。
同協会においては、1998年の理事就任以降副会長等の要職を歴任、2013年からは会長として違法音楽ファイル撲滅を最重要課題に掲げ、音楽の適正利用を促進したほか、日本の音楽の海外展開施策や新人アーティスト開発など諸施策に尽力し、日本の音楽文化の発展に寄与された。こうした功績が評価され、2016年春には藍綬褒章を受章した。
なお、同協会歴代会長の叙勲は平成27年秋の石坂敬一氏以来となる。
受章によせて
このたびは旭日中綬章受章の栄に浴し、大変光栄に存じます。
平成28年春に藍綬褒章を受章しておりましたので、はからずもさらにこのような名誉ある章を賜りましたこと身の引き締まる思いでおります。ひとえに諸先輩ならびにレコード協会関係者の皆様からのご支援ご鞭撻の賜物と心より感謝申し上げます。
また、音楽業界における団体としての存在感を改めて感ずる次第です。
末筆ではございますが皆々様のますますのご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。
令和6年4月29日
斉藤正明