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ホロライブ運営のカバー、23年4月~24年3月期は大幅な増収増益 今期経常は30%増益へ

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売上総利益および売上総利益率の推移

ホロライブ運営のカバーは5月13日、2024年3月期の業績(2023年4月1日~2024年3月31日)を発表。売上高は301億6,600万円(前期比47.5%増)、営業利益は55億3,600万円(同62.0%増)、経常利益は56億2,300万円(同66.1%増)、当期純利益は41億3,700万円(同65.0%増)となった。

ファン数拡大の状況

配信/コンテンツ分野においては、音楽活動を通じた多面的なメディア露出や海外及び国内におけるイベント出展等により、各地域での同社IPの認知拡大を推進し、結果として同社所属VTuberのYouTubeチャンネル登録総数は2024年3月末時点で8,840万人(前期比17.0%増)まで伸長した。新規デビューVTuberとしては、2023年7月に英語圏向け女性VTuberグループ「ホロライブEnglish」より5名、2023年9月にホロライブプロダクション傘下の新グループ「hololive DEV_IS」より5名、2023年11月に英語圏向け男性VTuberグループ「ホロスターズEnglish」より4名をそれぞれデビューさせており、所属VTuber及びそのファン層の多様化を企図している。その結果、当事業年度の配信/コンテンツ分野の売上高は通年で76億4,700万円(前期比20.6%増)となった。

ライブ/イベント分野においては、2023年7月にホロライブプロダクション初の北米での主催ライブ「hololive English 1st Concert -Connect the World-」を実施した他、2024年3月に実施した大型イベント「hololive SUPER EXPO 2024 Supported By BANDAI」と「hololive 5th fes. Capture the Moment Supported By Bushiroad」も盛況となった。その結果、当事業年度のライブ/イベント分野の売上高は通年で56億100万円(前期比63.4%増)となった。

マーチャンダイジング分野においては、商品販売チャネルの拡充が進捗し、EC販売に加えて国内外の小売店への商品配荷が増加した。提供商品の価格帯や商品種も多様化が進んでおり、以前にも増して幅広いユーザーに商品を手に取っていただく機会が増加している。その結果、当事業年度のマーチャンダイジング分野の売上高は通年で124億7,700万円(前期比55.9%増)となった。

ライセンス/タイアップ分野においては、IPの影響力拡大を背景として取引先企業が件数、規模ともに拡大しており、ゲーム企業のような近接業種の企業に加え、消費財企業のような非近接業種の企業との取引も増加した。その結果、当事業年度のライセンス/タイアップ分野の売上高は通年で44億4,000万円(前期比65.9%増)となった。

2025年度3月期の業績予想については、売上高を364億8,100万円(前期比20.9%増)、営業利益を73億円(前期比31.8%増)、経常利益を73億円(前期比29.8%増)、当期純利益を50億6,400万円(前期比22.4%増)と見込んでいる。

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