ソニー音楽財団 子ども音楽基金、第6回(2025年度)募集を開始 音楽を通じた教育活動に最大300万円を助成
ソニー音楽財団は、音楽を通じた教育活動に取り組んでいる団体の活動を助成する「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」の第6回(2025年度)募集を6月5日より開始した。
ソニー音楽財団 子ども音楽基金は、子どもたちが音楽を通した体験や活動に触れることで、感動する心を育てることを目的とした助成事業。地域・環境・経済状況に左右されることなく音楽に触れることのできる社会を目指し、2019年に設立した。これはSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「2030年までに世界が達成すべき17の目標」のうちの4番目の目標である「質の高い教育をみんなに」にも通じるものだ。
同基金では、音楽に触れる機会の少ない地域での子どものための演奏会や、病児・障がい児を対象とした楽器体験、児童養護施設での継続的な音楽療法のほか、ひとり親家庭やさまざまな国籍の子どもたちへの音楽教育等、多種多様な活動を対象に、これまでに延べ95の団体に対して計5,817万143円の助成を行い、多くの子どもたちへ文化的な体験機会を届ける活動を支援してきた。
同財団は1984年の設立より40年、これまで「Concert for KIDS~0才からのクラシック~」「10代のためのプレミアム・コンサート」など、未就学児から青少年までを主な対象としたクラシック・コンサート事業を展開し、2022年には世界最大級のクラシック音楽の祭典「こども音楽フェスティバル」を開催した。近年は「日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート」や「That’s クラシック!」シリーズの開催を通して若年層へのクラシック音楽の新しい楽しみ方を提案するほか、無料モバイルアプリ「子育てクラシックナビ」やYouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」の運営を通して、子どもから大人まで、誰もが気軽にクラシック音楽の魅力に触れる機会づくりに取り組んでいる。
同財団は、「次世代のための教育支援活動および子どもたちの多様な体験機会を提供し、すべての子どもたちが等しく感性豊かな心を育むことのできる環境づくりに寄与すべく、引き続き活動してまいります」と伝えている。
ソニー音楽財団 理事長 水野 道訓氏コメント
2019年に設立した当基金は第6回を迎えることとなり、これまで多くの採択団体の皆様に助成金を活用して全国各地で充実した活動を実施いただけたことに、厚く御礼申し上げます。子どもを取り巻くさまざまな社会課題が顕在化するなかで、きめ細やかな支援とともに文化体験機会の充実がより一層求められています。子どもたちが置かれた環境にかかわらず、音楽に触れることで、豊かな感性と健やかに生きる力をはぐくんでいけるよう、皆様からの積極的なご応募をお待ちしております。