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HUUMとララステーションが業務提携、AI技術「リップシンク」を活用し国内動画クリエイターの海外進出を後押し

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左から:HUUM 山田覚代表取締役社長、ララステーション日本法人 重冨逹也代表取締役

博報堂DYメディアパートナーズとクリエイター所属事務所UUUMの合弁会社であるHUUMは、ララステーションと業務提携することを発表した。HUUMは、ララステーションの「AIによる多言語音声翻訳技術」テクノロジーを活用して、国内コンテンツの海外進出を積極的に後押ししていく。

AIによる多言語音声翻訳技術は、多言語に音声翻訳したうえで、その音声に合わせた口元の動きを再現する最新技術で、世界各国で急速に開発が進んでいる。HUUMは、協業相手にララステーションを選んだ理由として、ララステーションのAIによる多言語音声翻訳技術が、話者のオリジナル音声そのままで翻訳できることを挙げている。

HUUMは海外で注目されそうなコンテンツをAI技術「リップシンク」で翻訳し、各国向けのYouTubeチャンネルを立ち上げていく計画で、まずは英語・中国語・韓国語に翻訳していく。

クリエイターがこうした翻訳技術を使用するには、一般的に初期費用がかかる。しかし、HUUMは今回、リップシンクを国内に広めるための“中長期的なトライアル”と位置づけ、クリエイター側から費用を徴収しない。かわりに、アドセンス収入をレベリングシェアすることで初期費用をまかなう。

HUUMはまず、人気ユーチューバーの動画から、海外向けコンテンツを展開することで、最終的には「クリエイターの収入も大きく増やせる」としている。

HUUM代表取締役 山田覚氏コメント

私たちのビジネスの視界にはアジア市場があります。ライブコマースは中国で20兆円、アメリカでも5兆円を超えているのに対して、日本は450億円しかありません。世の中のトレンドがどんどん移り変わり、インバウンドが増えていくなかで、先進技術を持ったビジネスパートナーを探していました。ララステーションの「AIリップシンク」技術で日本文化を世界に発信させていきたいと考えています。

ララステーション日本法人代表取締役 重冨逹也氏コメント

日本の動画配信市場はとてももったいないと感じています。日本人はまじめで海外に動画を出そうとすると、英語を話そうとしてしまい発信が遅れてしまいがちだからです。今回動画クリエイターのナンバーワン企業と協業できる機会が得られ光栄です。日本の面白いものをどんどん海外に輸出するために、弊社のAIテクノロジーを活用してもらえたら幸いです。