ソニー、南アジア系アーティストのレーベル「D36」と合弁設立

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米ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、ロサンゼルスを拠点とするレコードレーベル「D36」と提携したと発表した。両社は合弁を立ち上げ、D36が専門とするインド、パキスタンなど南アジア系アーティストのグローバルプロモーションを支援する。

D36は021年に設立。今年1月には、パキスタン人アーティスト「AUR」の大ヒット曲「Tu Hai Kahan」にゼイン・マリクをフィーチャーしたリミックス版をリリース。この曲は、原曲と合わせて4億回以上のストリーミング再生を記録している。

両社はこの合弁により、南アジア系アーティストの米国における活動範囲を拡大するとともに、米国外の主要市場におけるプロモーションの支援ができると説明している。同合弁は、 D36のCEOであるアビー・カナカダンディラ氏が率いる方針だ。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「米ソニー・ミュージックが南アジアに強いレーベルD36と提携して急成長を見せるインド、パキスタン系アーティストの米国市場を確保。中国とグローバルサウスが今後、世界の音楽売上の成長を牽引していることにグローバル・メジャーが次々と対応しつつある」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。