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カルチュア・エンタテインメント、宙出版を子会社化 グループのラインナップ拡充とIPプロデュース力を強化

ビジネス

カルチュア・エンタテインメント、宙出版

カルチュア・エンタテインメント(CE)は6月24日、雑誌・コミック・書籍の編集、発行を手掛ける宙(おおぞら)出版の株式を取得し、子会社化したことを発表した。

CEは、20社を超える企業グループを形成し、映像・音楽・出版・グッズなどエンタテインメントコンテンツの企画・制作事業を展開している。2022年3月には、共同幹事として企画製作した映画『ドライブ・マイ・カー』が第94回アカデミー賞 国際長編映画賞を受賞するなど、エンタメコンテンツ開発において多数の実績を有している。また、徳間書店や主婦の友社などグループ会社においても、書籍やコミックの出版、メディア事業、人気IP(知的財産)のグッズ化、音楽フェスの企画・制作等を手掛けるなどグループ全体で幅広い事業を展開し、人々の生活に寄り添うエンタテインメントを提供している。

宙出版は、設立以来、「女性の人生と生活を応援する」をテーマに、マンガ雑誌、コミック、ライトノベルを中心に、多彩なジャンルと魅力的なキャラクターを通じて、夢と感動を届けてきた。ロマンス、TL(ティーンズラブ)、異世界ファンタジーなど、幅広いジャンルをカバーし、読者の多様なニーズに応えている。近年では、グッズ販売やイベント参加など、出版の枠を超えた新しい試みにも果敢に挑戦し、ファンとの交流を深め、読者にとってワクワクする体験を提供している。

今回、宙出版をグループに迎えることにより、CEグループのコンテンツラインナップが拡充されることとなる。また、特定ジャンルに特化し力を発揮してきた宙出版と幅広い事業領域を展開するCEの両社の強みを掛け合わせることで、より一層のIP創出力の強化が期待される。

CEグループは、ブランドアイデンティティに位置付ける“IPプロデュースのプロフェッショナル集団”として、今後も新たなIPを創出していくとともに、IPを軸とした各事業・子会社間の横断的な戦略(メディアミックス戦略)を推進していく。また、今後も戦略的なM&Aや提携を積極的に実行することで、スピード感のある事業強化を図っていく。