YouTubeとアメリカ国務省が提携、音楽外交強化の一環で

YouTubeは現地時間6月24日、アメリカ国務省との提携を発表した。この提携は、アメリカ国務省が進めるグローバル音楽外交イニシアチブの一環で、音楽を平和と民主主義を促進する外交のプラットフォームとして高めていく。

この取り組みでは、さまざまなジャンルの音楽や世代を代表するグローバル・ミュージック・アンバサダーを選出。第1期アンバサダー・グループは、チャック・D、ハービー・ハンコック、アルマーニ・ホワイト、ブレランド、デニス・グレイブス、グレース・バウワーズ、ジェリー・ロール、ジャスティン・トランター、ケイン・ブラウン、レイニー・ウィルソン、テディ・スウィムズで構成されている。

加えて、以下の分野に焦点を当てていく。

• 社会貢献のためのマイクロ助成金：音楽を使って地域社会に前向きな変化をもたらし、教育へのアクセス、経済的機会、社会的包摂を拡大している、国際的に活躍する米国交換留学生の卒業生を支援するために投資を行う。
• 音楽を通じた英語学習：音楽プログラムを英語学習ツールとして活用し、世界中の学習者に新たな機会への扉を開く国務省の取り組みを支援する。
• クリエイティブ・エコノミーのサポート：オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、インドを皮切りに、各国の視聴者やクリエイター志望者との交流を通じて、クリエイティブ・エコノミーにおける機会と公平性をサポートする。
• 世界的なイベントの活用：ブラジルで開催されるG20会議などの主要な国際会議を活用して、音楽の結束力に関する行動を促していく。