JASRAC、24年6月分配期における著作物使用料の分配額は6.3%増の330億円余 6月分配としては過去最高額に

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日本音楽著作権協会(JASRAC)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月10日、作家・音楽出版社等の権利者に著作物使用料を分配した。2024年6月の分配額は前年度同期比106.3%の330億9,046万2,018円となり、6月分配としては過去最高額となった。

JASRACは音楽の利用者から支払われた著作物使用料を、年に4回(3月、6月、9月、12月)、権利者に分配している。2024年6月の分配は、主に2023年10月から2024年3月の使用料収入を反映したもの。

演奏会等・大規模演奏会等は、コンサートの開催件数が増加し市場が活況であったことなどから、演奏会等は前年度同期比108.5%の約14.9億円となった。また、国内外のアーティストによるドーム・アリーナ公演が増加したことなどから、大規模演奏会等は同154.9%の約12.1億円となった。

ビデオグラムは、アイドルグループのヒット製品があったことなどから、前年度同期比118.4%の約25.4億円となった。

インタラクティブ配信は、動画配信サービスや音楽サブスクリプションの市場が引き続き好調を維持していることなどから、前年度同期比110.9%の約128.4億円となった。

分配対象楽曲数は、251万8,532曲。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めると、著作者7万7,754人、音楽出版社2,937社となった。このほか、116の外国団体を通じて31万7,490人の著作者、3万5,560社の音楽出版社にも使用料が分配される。