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TikTok、テイラー・スウィフトで「アプリ内体験」拡大 進むゲーミフィケーション

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TikTokは6月20日、 Swifties(テイラー・スウィフトのファン)を対象とする新たなアプリ内体験の提供を開始した。この「#TSTheErasTour」の体験では、毎週アルバムをテーマにした新たなタスクをこなすことで、テーマに沿ったプロフィール・フレームや、アプリ内でオーダーメイドのフレンドシップ・ブレスレットを作る材料となるデジタル・ビーズが獲得できる。

期間は11週間にわたり、全てのタスクを完了したSwiftiesには、Swiftie専用のプロフィール・フレームがプレゼントされる。タスクには、楽曲をストリーミングサービスに保存したり、ツアーの動画を見たり、楽曲や関連するハッシュタグを使って動画を投稿したりすることが含まれる。

このほか、各ツアーのハイライト映像や、各週のアルバムテーマに基づいたプレイリストも楽しめる。

今回の取り組みは、TikTokが4月にリリースされたテイラー・スウィフトの最新アルバム「The Tortured Poets Department」に関連して実施されたアプリ内体験に続く第2弾となる。TikTokによると、現在までに同アルバム名のハッシュタグを使用したクリエイター・ビデオは320万本以上に上る。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「TikTokでテイラー・スウィフトのファンを対象としたゲーミフィケーション。楽曲をサブスクに保存したり、ツアー動画を見たりハッシュタグを投稿したファンには、専用のプロフィール・フレームやオリジナル・ブレスレッドの画像素材がプレゼントされる。楽曲中心になりがちなTikTokでファンダムを構築できるツールの登場はアーティストにとって朗報だろう」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。