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ワーナー、毎日7,770万人の集うRobloxに音楽商品「Batteries」投入

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ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は6月17日、音楽体験に関するゲーム技術の開発を手がけるSTYNGRとの提携の下、大人気のメタバースサービス「Roblox(ロブロックス)」に新たな音楽商品「Batteries(バッテリーズ)」を投入したと発表した。既存の広告付きポータブル音楽プレーヤー「Boombox」に搭載することで、時間制の音楽アクセスを提供する。

「Single Listening Batteries」は、毎週更新される厳選された楽曲をラジオ放送が聞け、「Party Batteries」では、このラジオ放送を最大4人で同時試聴できるようになる。

WMGとSTYNGRは、これらの音楽試聴サービスを通じて、アーティストやソングライターに収益化の機会を創出するとともに、新たなリスナーへのリーチや既存ファンの取り込みが可能になると説明。STYNGRのデータによれば、ゲームに音楽機能が加わることで、セッションの長さやプレーの頻度、プレイヤーの定着率などといった、ユーザー体験やエンゲージメントの主要指標が大幅に改善されるという。

Boomboxは、STYNGRがユニバーサル ミュージック グループ(UMG)、リパブリック・レコードと共同で開発されたもの。Boomboxでの再生回数は、米国のビルボードチャートにも反映される。

Robloxのデイリーアクティブユーザー数は7,770万人に上る。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「ワーナーが毎日7,770万人の集うRobloxに音楽商品を投入。Robloxは主にローティーンが集うゲーム空間で最も上手く行っているメタバースのひとつ。ゲーム空間内にてラジカセ(Boombox)で友だちと音楽を聴く習慣があり、ビルボードにも反映されている。音楽的嗜好は13歳前後で決まるという研究結果もある。ポスト・マローンが先日、Robloxでライブ配信した」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。