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ユニバーサル ミュージック、アーティスト設立のAI技術企業「Soundlabs」と提携 AIボイスクローニングツール利用可に

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ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は、音楽クリエイター向けに「責任を持って」訓練された生成AIツールを開発しているSoundLabsと提携したと発表した。同社のボーカル・プラグイン「MicDrop」のカスタム・ボーカル・モデルをUMGのアーティストに提供する方針だ。

今夏に導入予定のMicDropは、アーティストが自身の音声データを使っての忠実度の高いボーカル・モデルを作成できるリアルタイム・ボーカル・プラグイン。アーティストは自身のボーカル・モデルの完全な所有権とクリエイティブ・コントロールを保持する。

このツールでは、声から声、声から楽器、スピーチから歌、言語の変換など、さまざまな音声変換が可能。主要DAWと互換性のあるプラグインフォーマット(AU、VST3、AAX)で提供される。

SoundLabsは、グラミー賞にノミネートされた経歴もあるプロデューサー兼作曲家で、ソフトウエア開発者、エレクトロニック・アーティストでもあるBTにより設立された。BTがこれまでに手がけた音楽ソフトウエアの総売上高は7,000万ドル(113億円)を超える。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「ユニバーサルミュージックが今夏より所属アーティストに生成AIを提供。声から声、声から楽器、スピーチから歌、言語の変換が出来て権利も保持できる。開発したSoundLabsのBTはグラミー賞候補にもなったプロデューサー兼作曲家でもあり、彼の手掛けた音楽アプリは約110億円の売上。新時代の才能だ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。