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NexTone、米国における著作権使用料徴収のための徴収代行契約を締結

ビジネス 音楽業界

NexToneは、米国の著作権管理事業者であるBroadcast Music Inc.(BMI)及びExploration Group, LLC(Exploration)と、同社管理作品の米国での利用における著作権使用料の徴収に関する徴収代行契約を締結したと発表した。この直接契約により、著作権者への使用料分配スケジュールの早期化が図られるとともに、米国における同社管理作品の利用実績に関する詳細の情報提供が可能となる。

NexToneは、欧州の著作権管理事業者であるSociety of Authors, Composers and Publishers of Music(SACEM)、Society for the Administration of Mechanical Reproduction Rights of authors, composers, publishers, dubbing and subtitles author(SDRM)及びIMPEL Collective Management Limited(IMPEL)との契約により、2021年4月1日より同社管理作品の海外利用における著作権使用料の徴収を行ってきたが、この度、SACEM、SDRM、IMPELとの契約より米国を除外し、現地の著作権管理事業者と直接契約することとした。

NexToneは「これからも海外地域における使用料徴収の精度向上と効率化に向けた取組みを推進し、著作権者の皆様のメリットを追求して参ります」と伝えている。

業務委託契約の内容

(1)BMI

a)契約対象:演奏権全般
*デジタルサービスに関わる演奏権、放送利用等を含む
b)契約期間:2024年7月1日から1年間(1年毎の自動更新)
c)契約地域:アメリカ合衆国

(2)Exploration

a)契約対象:録音権全般
*The Mechanical Licensing Collective(The MLC)、Music Reports Inc.(MRI)、
Harry Fox Agency(HFA)が包括契約するデジタルサービスにおける利用及び個別の
複製利用を含む
b)契約期間:2024年7月1日から1年間(1か月毎の自動更新)
c)契約地域:アメリカ合衆国

デジタルサービスにおけるインターネット上の音楽利用では、著作権のうち演奏権と録音権の双方が働く。日本国内ではこれらの権利を「インタラクティブ配信」として1つの区分で管理しているが、海外地域では、これらの権利を別々の事業者が分けて管理することが一般的となっている。

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