Apple Music、AIでプレイリストのアートワーク生成可能に 次期iOSで

ビジネス 海外

Appleは現在、独自の生成AIシステム「Apple Intelligence」を使って、Apple Musicのプレイリストのアートワークを作成できる機能の開発に取り組んでいるようだ。 iOS 18ベータ4版のコードに基づき、Apple関連のニュースサイト9TO5Macが7月25日報じた。

同メディアは、プレイリストの編集画面に「画像を作成」ボタンが設置され、Apple Intelligenceの機能の一部である「Image Playground」を起動させる仕組みになると分析している。 ユーザーに尋ねたアートワークの希望から複数の候補を生成し、その中から選ぶ形になるようだ。

iOS 18は今秋にリリース予定で、現在は開発者およびパブリックベータユーザー向けにベータプレビューが公開されている。ただ、Apple Intelligenceの提供開始はiOS 18.1以降になる見通しだ。

AppleはImage Playgroundについて、テキストコマンドまたは写真から画像が生成できる機能だと説明している。生成される画像は、アニメーション、イラストレーション、スケッチなどさまざまなスタイルを持つが、写実的なものは含まれないという。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Apple MusicがプレイリストのアートワークをAIで生成する機能を開発中。これまでプレイリストを生成する機能、プレイリストの楽曲を紹介するトークを生成する機能、楽曲に合わせた短尺動画を生成する機能などが他のサービスからも出ている。一方でAIで無尽蔵に生成した楽曲を音楽サブスクから排除する取り組みも進んでいる」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。

関連タグ