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Spotify 高価格帯プランの導入計画は「初期段階」ダニエル・エクCEO、月額18ドルを検討

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Spotifyのダニエル・エクCEOは、7月23日の第2四半期(4〜6月)の決算説明会で、高価格帯プランの導入計画について、まだ「初期段階」にあると話した。同社は2021年、CD品質のロスレスオーディオに対応した「Spotify HiFi」を展開すると発表したが、いまだ実現には至っていない。

エク氏は「加入者の中には、使い方や音楽機能において、より柔軟性を求めている人たちがいる」とした上で、「現在のプレミアム・ティアより5ドルほど高い(月額17〜18ドルくらいの価格帯で)、Spotifyのデラックス・バージョンのようなもの」を計画していると説明。通常版のSpotifyが持つ全ての利点を備えながら、より高いコントロール性と品質を確保し、さらなる機能を実装させる方針という。

同社の第2四半期の月間アクティブユーザー数(MAU)は6億2,600万人と、前年同期比14%増加。有料会員数は12%増の2億4,600万人だった。総売上高は値上げが奏功し、38億700万ユーロと20%拡大。うち、有料プランは33億5,100万ユーロを占め、21%伸びた。

純利益は2億7,400万ユーロで、1年前の3億200万ユーロの赤字から黒字を回復した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「SpotifyのエクCEOが噂の高音質プランについて「まだ初期段階」と言及。注目は高音質だけでなくさらなる機能をデラックス版に備えるらしいことだ。価格は月額17〜18ドルぐらいになりそうだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。

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