オリコン、24年4月~6月期は経常利益6.5%減の3.4億円
オリコンは8月5日、2025年3月期第1四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)を発表。売上高は、コミュニケーション事業とデータサービス事業が前年同期比で増収となり、モバイル事業は前年同期比で減収となった。この結果、全体では前年同期比5,404万円増(4.9%増)の11億6,838万円となった。
費用面では、売上原価は手数料の支払等により同3,889万円増(10.9%増)、販売費及び一般管理費は人件費等の増加により同4,218万円増(9.8%増)となった。以上の結果、営業利益は同2,703万円減(8.2%減)の3億204万円となり、営業利益率は25.9%となった。経常利益は同2,409万円減(6.5%減)の3億4,742万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益等により同5,595万円増(23.4%増)の2億9,459万円となった。
顧客満足度(CS)調査事業の売上高は、前年同期比で16.3%増加した。商標利用・デジタルプロモーション(送客)・データ販売の各ビジネスが堅調に推移した。ニュース配信・PV事業の売上高は、前年同期比で3.0%減少した。自社メディア「ORICON NEWS」におけるセッション数は増加したが、広告単価は減少した。外部メディア向けコンテンツ提供は、ニュース記事の収入は前年同期比で増加したが、動画は減少した。タイアップ広告やPRコンサルティングも前年同期比で減少した。以上の結果、コミュニケーション事業全体の売上高は、前年同期比6,579万円増(7.7%増)の9億2,452万円、セグメント利益は同216万円増(0.4%増)の5億3,558万円となった。
データサービス事業では、音楽ソフト・映像ソフト・書籍のマーケティングデータを提供するオンラインサービス「ORICON BiZ online」を中心に、同社グループが保有するエンタテインメント関連データを活用したビジネスを展開している。売上高は、前年同期比92万円増(0.6%増)の1億6,713万円、セグメント利益は人件費の増加等もあり、同223万円減(3.6%減)の5,942万円となった。
モバイル事業では、モバイル端末向けを中心に、音楽・書籍等のコンテンツ配信サービス等を展開している。売上高は、前年同期比1,266万円減(14.2%減)の7,673万円、セグメント利益は同1,156万円減(37.7%減)の1,915万円となった。
2025年3月期連結業績予想は、5月8日に公表したものを据え置いた。