ローランド、24年1月~6月期は経常利益5%減の38.1億円

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ローランド

ローランドは8月7日、2024年12月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年1月1日~2024年6月30日)を発表。売上高は467億500万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は44億2,800万円(同4.0%増)、経常利益は38億1,100万円(同5.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は36億9,400万円(同15.6%増)となった。

鍵盤楽器は、売上高118億円(前年同期比0.4%減)。電子ピアノは、今期発売した新製品の貢献はあったが、中国での需要減少に加え、物価高、ディーラーの在庫調整等の影響を受けた。ポータブルキーボードは、新製品の投入効果により好調に推移した。

管打楽器は、売上高138億7,100万円(前年同期比4.5%増)。ドラムは、ディーラーの在庫調整影響に加え、大変好調であったサンプリングパットの需要に落ち着きが見られたが、ドラムセットの実売は堅調に推移した。電子管楽器は、競合他社からの新製品投入により、中低価格帯は苦戦が継続した。

ギター関連機器は、売上高120億1,700万円(前年同期比7.0%増)。ギターエフェクターは、ディーラーの在庫調整に加え、ルーパーシリーズの需要に落ち着きが見られたが、主力製品であるコンパクトエフェクターの需要は堅調に推移した。楽器用アンプは、今期発売の新製品群が貢献し、好調に推移した。

クリエーション関連機器&サービスは、売上高58億8,400万円(前年同期比4.4%減)。シンセサイザーは、今期発売した新製品が貢献したが、88鍵盤を搭載したステージピアノ型製品の需要に落ち着きが見られた。ダンス&DJ関連製品では、今期発売した新製品群は貢献しているものの、既存製品には落ち着きが見られた。ソフトウエア/サービス分野では、Roland Cloudにおいて、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を高めるためのコンテンツやサービスの提供を継続的に行い、会員数は安定的に増加した。

映像音響機器は、売上高15億8,500万円(前年同期比26.5%減)。ビデオ関連製品は、イベント需要が回復し、関連製品の需要が高まっているが、前年同期間中に発売した新製品出荷や受注残出荷の反動減等が大きく影響した。

2024年12月期の通期連結業績は、2月14日に公表したものを据え置いた。

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