Apple Music for Artists、ラジオ番組での再生回数が追跡可能に
Apple Musicが無料で提供している、アーティスト向けのデータ分析・解析ツール「Apple Music for Artists」に、ラジオ・モニタリング機能が追加された。世界200カ国・地域にある4万超の地上波/デジタルラジオ局を対象に、自身の曲が流れた際のデータが取得できるようになった。
曲や放送局、場所ごとの再生記録のほか、最も再生回数の多い曲のリストも閲覧可能。データは毎日更新される。なお、Apple Music Radioでの再生分はこれに含まれない。
この機能には、Apple傘下のShazamの音声認識技術が活用されている。
Apple Music for Artistsではこのほか、Apple Musicにおけるリアルタイムの再生人数や1日当たりのユニークリスナー数、 iTunes Storeでの購入記録やShazamアプリ、またはShazamのテクノロジーを使用するパートナーアプリによって認識された回数、ミュージックビデオの再生回数などのデータも提供されている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Appleがアーティスト向けに提供しているデータ解析ツールでラジオ・モニタリング機能。世界200カ国・地域にある4万超のラジオ局のどこで自分のどの曲が流れたか分かる。ユーザー向けの応用も考えられる」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。