広告・取材掲載

CRI・ミドルウェア、23年10月~24年6月期は経常利益27%減

ビジネス アプリ・サービス

CRI・ミドルウェアは8月8日、2024年9月期第3四半期の連結業績(2023年10月1日~2024年6月30日)を発表。売上高22億3,747万円(前年同期比3.5%増)、営業利益1億8,923万円(同25.4%減)、経常利益2億761万円(同26.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億6,763万円(同14.2%減)となった。

ゲーム事業において、同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等のライセンス売上は、前期第3四半期にあった一括ライセンス売上が当第3四半期はなかったため、国内が減少した。海外向けは、中国でのライセンスビジネスは復調しつつも、コンテンツ受託ビジネス及び欧米でのライセンスビジネスが減少した。ツーファイブが行う音響制作の売上は、効果音や楽曲などの制作業務が好調だったことに加え、当第3四半期に大型の音声収録業務を受注し、増加した。なお、ゲーム開発/運営の売上は、アールフォース・エンターテインメントの全株式を前期末に譲渡したことにより、なくなっている。また、「CRI TeleXus」への研究開発投資を継続して行っている。当セグメントの売上高は11億9,470万円(前年同期比20.9%減)、セグメント利益は7,177万円(同60.7%減)となった。

エンタープライズ事業において、組込み分野の売上は、カラオケ案件を継続して受注したことに加え、電子玩具向けシステム開発案件が堅調に推移したこと等により増加した。モビリティ分野の売上は「CRI ADX Automotive(サウンド開発ソリューション)」のライセンス収入増により増加した。クラウドソリューション分野の売上は、ポールトゥウィン社など複数の顧客より受注した大型のシステム開発案件が好調に推移したことにより、大きく増加した。当セグメントの売上高は10億4,277万円(前年同期比60.2%増)、セグメント利益は1億1,745万円(同65.8%増)となった。

2024年9月期の連結業績予想は、11月9日に公表したものを据え置いた。