リスニングパーティーで人気のアプリStationhead、スーパーファン向け新機能「Voice Notes」追加

ビジネス 海外

ソーシャル・オーディオ・プラットフォームのStationhead(ステーションヘッド)は、アーティストがファンとつながるための新機能「Voice Notes」を追加した。音楽業界ニュースサイトのHypebotなどが7月31日伝えた。

録音したボイスメモを、自身のチャンネルのほか、ファンが運営するチャンネルにも流す機能で、ツアー告知やグッズ、新曲などのプロモーションにファンを誘導するカスタムバナーを搭載することも可能。受動的なファンを、収益化可能なスーパーファンに変えることができるとしている。

K-POPグループのNCT 127は、ニューアルバム「Walk」リリースまでの間、 Voice Notesを使ってファンにサプライズ・メッセージを発信。バンドがSationheadでアルバム・リリース・パーティーを開催するまで、ファンの積極的な活動を促した。

Pandoraのアーティスト・マーケティング・プラットフォームである「Pandora AMP」も、同様の「Artists Audio Messages」を提供している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「新譜のリスニングパーティーで盛り上がっているライブ配信Stationheadがスーパーファンを増やす新機能。チャンネル登録したファン向けにサプライス・メッセージをボイスで送れる。この機能は他の音楽配信でも広がるだろう。なお、Stationheadがライブ配信で楽曲を使えるのは、音楽だけApple MusicやSpotifyなどファンが使用しているサブスクで聴けるようにしているからだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。