コルグ、Apple TVやFire TVなどの立体音響再生に対応したSTB版「Live Extreme Experience」をリリース

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コルグは8月9日、STB(セットトップ・ボックス)でドルビーアトモスなどの立体音響フォーマットの再生に対応したアプリ「Live Extreme Experience」をリリースした。コルグが2020年9月に発表したインターネット動画配信システム「Live Extreme」は、オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、これまでに150公演以上のコンサートやイベントの配信に採用されてきた。2023年からは立体音響配信(AURO-3D、ドルビーアトモス、MPEG-H 3D Audio)にも対応し、すでに多くの配信で利用されている。

Live Extremeは専用アプリなしに、PCやスマートホンのウェブ・ブラウザで高音質再生できることが大きな特長となっているが、マルチチャンネルや立体音響再生時は、PCの設定が煩雑になるといった課題があった。

コルグより無償でリリースされたSTB版Live Extreme Experienceは、Apple TV、Fire TV、Android TVでLive Extremeコンテンツを再生することができるネイティブ・アプリケーション。ロスレス/ハイレゾPCMコンテンツのほか、立体音響フォーマットのマルチスピーカー再生にも対応している。アプリ内に表示されるLive Extremeデモ・コンテンツ、無料コンテンツの再生はもちろんのこと、シリアル・コードを入力することによって外部コンテンツを開くこともできるため、Live Extreme提携サービスが提供する有償コンテンツも再生することができる。

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