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ティアック、24年4月~6月期は減収増益で赤字縮小

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ティアックは8月9日、2025年3月期第1四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)を発表。売上収益は30億7,300万円(前年同期比8.2%減)、営業損失は2億7,500万円(前年同期営業損失1億9,400万円)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は3億9,300万円(前年同期親会社の所有者に帰属する四半期損失4億円)となった。

機内エンターテインメント機器およびTASCAMブランドBtoC事業の販売が低調に推移したことから、売上収益及び営業利益は減少した。また、為替相場の変動に伴い計上した為替差損が減少したことから、親会社の所有者に帰属する四半期損失は減少した。

音響機器事業の売上収益は、22億4,100万円(前年同期比3.1%減)となり、セグメント営業利益は9,000万円(同29.8%増)となった。プレミアムオーディオ機器は(ESOTERICブランドおよびTEACブランド)、ESOTERICブランドにおいては、アンプカテゴリーの堅調な推移とSACDプレーヤー、ネットワークプレーヤーなどのデジタルソース機器カテゴリー、および前期に上市したクロックジェネレーターが好調に推移した。TEACブランドにおいては、アンプカテゴリー、ターンテーブルカテゴリーが堅調に推移した。輸入ブランドでは、Klipschブランドのスピーカー、Tannoyブランドの新製品スピーカーが好調に推移した。その結果、プレミアムオーディオ機器全体として、前年同期比で増収となった。音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)は、BtoB事業において、音響設備工事案件の需要増により主力録再生機の販売が好調に推移したが、前年同期に業務用ミキサーの海外での販売を開始したことによる反動減もあり、前年同期並みに推移した。BtoC事業においては、個人消費が弱く低調に推移した。その結果、音楽制作・業務用オーディオ機器全体では前年同期比で減収となった。

情報機器事業の売上収益は、6億7,200万円(前年同期比17.5%減)となり、セグメント営業損失は9,200万円(前年同期営業損失2,900万円)となった。計測機器は、データレコーダーにおいては、国内・海外ともに防衛関連向けの出荷が好調に推移したが、センサーおよびデジタル指示計においては、需要が未だ回復途上にある半導体市場向けの販売が低調だったことから、カテゴリー全体では前年同期比で減収となった。医用画像記録再生機器は、手術画像記録用レコーダーが国内・海外ともに堅調に推移したが、国内向けの消化器内視鏡向けレコーダーは、前年度末に発生した駆け込み需要の影響で低調な推移となり、前年同期比では減収となった。機内エンターテインメント機器は、海外市場における拡販に向けて、各地域のシステムサプライヤーとのパートナーシップ拡大が進み、引合いも大きく増加、国内エアラインからの開発受注もあったものの、機内サーバーの販売が低調に推移し、前年同期比では減収となった。ソリューションビジネスは、ネットワーク・インフラの保守が堅調に推移したことに加え、新規顧客開拓が進んだ受託開発案件の積上げにより、前年同期比で増収となった。

2025年3月期連結業績予想は、5月10日に公表したものを据え置いた。

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