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ワーナー・ミュージック、第3四半期は0.6%減収 サブスク売上は8.5%増

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ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は8月7日、第3四半期(4〜6月)の総売上高が15億5,400万ドル(約2,294億5,600万円)となり、前年同期比0.6%減少したと発表した。BMGとのディストリビューション契約の終了、およびデジタル・パートナー1社との契約更新により、音楽ソフトのデジタル売り上げがマイナスの影響を受けた。 

純利益は13.7%増の1億4,100万ドルだった。 

恒常為替レートベースでは、0.6%の増収。部門別に見ると、主力の音楽ソフトは12億5,100万ドルで実質1.1%減少した。うち、デジタルはサブスクリプション(有料ストリーミング)が8.5%増の64,000万ドル、広告付き(無料ストリーミング)が0.9%増の2億2,300万ドルとなっている。フィジカルは1億2,000万ドルと、4%縮小。アーティスト・サービス&エクスパンデッド・ライツ(拡張権利。グッズなどマーチャンダイジングやスポンサーシップ、ライブ演奏など)は26%減の1億5,900万ドルだった。 

音楽出版は3億500万ドルと、1年前から実質8.9%伸びた。 

(文:坂本 泉) 

榎本編集長「ワーナー・ミュージックの第三四半期は0.6%減。主にBMGとの契約が切れたためという。内訳はサブスク売上は8.5%増で好調、無料ストリーミングの広告売上が0.9%の微増で停滞、ライブ関係26%マイナスの大幅減が気になる」 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。