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ソニー・ミュージック、米没入型エンタメ制作会社を買収

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ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は8月13日、傘下のソニー・ミュージックマスターワークスが、没入型エンターテインメントなどをプロデュースする米ブラックスカイ・クリエイティブの過半数株を取得したと発表した。 

同社が手がけたプロジェクトには、「Power Trip」フェスティバルでのAC/DCのオフィシャルバーや、ブリトニー・スピアーズのファン向け没入型体験などがある。また、今冬には、子供向けエンタメ企業ムーンバグ(Moonbug)と共同で、ファミリー・エンタメ・センターを立ち上げる。 

ブラックスカイ・クリエイティブはマスターワークスのライブ部門に組み込まれ、音楽やソーシャルメディア、子供向けエンターテインメント、映画、テレビ、ゲームなどの分野で「拡張性のある体験型プロパティの創造」に注力する。経営陣は続投する。 

マスターワークスのマーク・カベル社長は、今回の提携により「ファンのお気に入りのアーティストやインフルエンサー、映画やテレビのキャラクターを中心にしたユニークなライブ・エンターテインメント体験を開発する能力をさらに高められる」とコメントしている。 

(文:坂本 泉) 

榎本編集長「米ソニー・ミュージック傘下のマスターワークスがブラックスカイ・クリエイティブを買収。マスターワークスはハンス・ジマーやヨーヨー・マ、故坂本龍一などが所属する。ブラックスカイは一人称視点のドローン撮影などで没入型コンテンツを開発するのが得意。ブリトニー・スピアーズやAC/DCで実績がある。サブスクとライブが一段落して、メジャーレーベルは新たなプロパティの拡張に投資を始めている」 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。