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Twitch、「DJプログラム」運用開始 権利問題を気にせずDJ配信可能に

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Twitchで、DJが膨大な数の人気楽曲を配信することが可能になる、業界初となるプログラムの運用が始まった。全メジャーレーベルおよび数百のインディーレーベルと提携することで、かねて直面してきたインターネットを通じたDJパフォーマンスの配信に関する権利問題が、ポピュラー音楽の大半で解消されることとなった。 

Twitchは、DJのライブ配信で使用される音楽のコストを負担するために、DJチャンネルで発生した収益の一部を預かり、ミュージシャンの代理人である音楽会社を通じてミュージシャンに支払う。このコストはTwitchとストリーマーで折半するが、急激な負担増を避けるため、初年度はストリーマーに補助金が提供される。 

また、今回新たに「DJ」カテゴリーが設けられ、プログラム参加DJは、Twitch全体でプロモーションなどの機会を得ることができる。 

なお、プログラム対象者は、DJとしてライブ配信を行っているストリーマーのみ。時々しかDJ配信を行わないストリーマーは、DJコンテンツ専用に個別のアカウントを作成する必要があるという。また、プログラムに参加すると、VODやクリップ、ダイジェストをTwitchに保存できなくなる。 

(文:坂本 泉) 

榎本編集長「新しいラジオの形、誕生か? Twitchが全メジャーレーベルと提携して人気楽曲をDJ配信できるように。AIが楽曲を並べるラジオ型配信は音楽サブスクで人気機能だが、音楽配信でも既存ラジオのようにトーク+音楽がやれるようになる。十年待っていた機能で破壊的イノベーションに繋がると思う 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。