アミューズ、24年4月~6月期 イベント関連事業は増収増益
アミューズは8月14日、2025年3月期第1四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)を発表した。
同社グループの経営成績は営業収入176億4,600万円(前年同四半期比84.9%増)、営業利益8億7,900万円(前年同四半期は4億300万円の営業損失)、経常利益9億6,400万円(前年同四半期は3億1,200万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億3,500万円(前年同四半期は3億3,000万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。
前年同四半期は、前年のイベント開催制限緩和による反動減でイベント収入が減少していたが、当第1四半期連結累計期間においては大型コンサートツアーの開催がありイベント収入およびグッズ・商品収入が増加したほか、番組制作収入や映像製作収入、CM収入等が増加したことにより、営業収入は増収となった。
営業利益及および経常利益については、営業収入に係る営業原価や販売費および一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益については、「関係会社株式評価損」や9月に予定している東京オフィス移転の準備費用として「オフィス移転費用」の計上および「法人税等」の増加はあったものの、増収要因により増益となった。
イベント関連事業は、営業収入107億3,600万円(前年同四半期比125.1%増)、セグメント利益3億7,200万円(前年同四半期は4億9,000万円のセグメント損失)となり、増収増益となった。
主な事業
・ イベント収入:<コンサート>
福山雅治、SEKAI NO OWARI、BEGIN、BABYMETAL、藤原さくら、FLOW、音尾琢真、折坂悠太、神はサイコロを振らないのコンサートツアー 桑田佳祐、Perfume、松下優也のコンサート
<舞台・公演>
地球ゴージャス「儚き光のラプソディ」熱海五郎一座「スマイルフォーエバー〜ちょいワル淑女と愛の魔法〜」舞台『GOOFY〜マヌケな2人の間で〜』
ミュージカル「ボディガード」
トークショー「カズキのタネツアー2024 TALKSHOWandWORKSHOP」
・ 商品売上収入:福山雅治、BABYMETALのコンサートグッズ、吉沢亮の写真集など
・ ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど
音楽・映像事業は、営業収入50億3,200万円(前年同四半期比47.2%増)、セグメント利益2億8,100万円(前年同四半期は1千万円のセグメント損失)となり、増収増益となった。
主な事業
・ 印税収入(新譜・旧譜):サザンオールスターズ、桑田佳祐、福山雅治、星野源、ポルノグラフィティなど ・ レーベル収入:ミュージカル「ヴァグラント」のBlu-ray、藤原さくらのアルバムなど
・ 番組制作収入:レギュラー番組の制作及び単発番組の制作・受託など
・ 映像製作収入:イベント興行の中継及び上映収入など
・ 映像作品販売収入:映画『月の満ち欠け』などのBlu-ray&DVD販売収入
連結業績予想は、5月15日で公表したものを据え置いた。