Spotifyのプレイリスト「ガチャ・ポップ」、保存数が38万件突破 日本のポップカルチャー発信
Spotifyは8月21日、日本のポップカルチャーを世界に紹介する独自のプレイリスト「Gacha Pop(ガチャ・ポップ)」について、マイライブラリへの保存数が38万件を超えたと発表した。米国やメキシコ、英国、フランス、インドネシアで、特にZ世代のリスナーから支持されているという。
同社は2023年5月、ガチャ・ポップを公開。新進気鋭のシンガーソングライターからJ-POPの新人まで、バンドやラッパー、シンガーソングライター、アイドル、VTuberなど、さまざまなアーティストが登場するほか、アニメ音楽やボーカロイド楽曲なども楽しめる。
アーティスト別では、YOASOBIや藤井風、Ado、新しい学校のリーダーズなどの人気が高い。また、VTuberの星街すいせいの「ビビデバ」は、ガチャ・ポップをきっかけに、3,000万回以上のストリーミングを達成したと指摘されている。
Spotifyはガチャ・ポップについて「勢いのある楽曲を長期的なヒットにつなげるもの」だと説明。国際的に注目を集めている新進気鋭のアーティストにスポットライトを当て、日本の音楽の多様性を紹介し続けるとしている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Spotifyが日本のポップカルチャーを発信するプレイリストGacha Popが38万件登録突破。YOASOBIや藤井風、Ado、新しい学校のリーダーズなどが米国、メキシコ、英国、フランス、インドネシアのZ世代に人気。VTuber星街すいせい「ビビデバ」はここから3,000万回以上再生を達成。10年前に連載で予測した通りの現象が進んでいる」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。