広告・取材掲載

SoundCloud、アーティスト育成プログラム「アセンディング」正式稼働

ビジネス 海外

SoundCloudは9月5日、革新的なアーティストを発掘し、世界に広めることを目的とした新しいグローバル・アーティスト育成プログラム「Ascending(アセンディング)」の正式稼働を発表した。 

Spotifyの「Radar」やApple Musicの「Up Next」に相当するもので、毎月1組のアーティストを選んで集中プロモーションを行う。ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなど主要都市での屋外広告や、キュレートされたプレイリスト、ソーシャルメディアでのプロモーション、プラットフォーム上での露出のほか、アーティストのリーチを最大化するための戦略的マーケティングなどが提供される。 

選出は、SoundCloud上でのオーガニックな成長を考慮した上で、Next Proの契約者であり、プロモーション時に新曲をリリースすることが条件となる。 

2023年3月に試験運用が始まって以降、ShaboozeyやBarry Can’t Swim、Kenya Grace、TiaCorineらアーティストのブレイクに貢献してきた。参加アーティストは平均して、フォロワーがプログラム期間中に最大60%増加し、伸びは前月から最大4割加速。ストリーム数は、ほぼ倍増したという。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「SoundCloudがアーティストを発掘し、世界に広めるAscending(アセンディング)を稼働。Next Proの契約者でありプロモーション時に新曲をリリースが条件 。昨年には投稿した楽曲に100人のリスナーを自動的につけるFirst Fansも稼働。いくらいい曲でも再生数の無い曲は一生おすすめされず埋もれるコールドスタート問題の解決を真剣にやっているのに好感」 

(Spotifyの「Ragar」を「Radar」に訂正してお詫び申し上げます。9月13日)

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。