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YouTube、「AIカバー」を取り締まるツール開発 コンテンツID対応も

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YouTubeは9月5日、アーティストやクリエイターを保護するための「責任あるAI」への取り組みの一環として、同プラットフォーム上の歌声を模倣したAI生成コンテンツを、アーティスト(または権利者)が検出・管理できる技術を開発したと発表した。 

既存の自動コンテンツ識別システム「コンテンツID」内に、新たな合成歌唱識別技術を組み込む。2025年前半にも、試験プログラムを開始する予定だ。 

併せて、自身の肖像を模倣したAI生成コンテンツの検出・管理技術の開発も進めているという。 

YouTubeはまた、クリエイターがAIモデルの訓練で企業に動画のライセンス供与することを支援する一方で、企業が許可なくスクレイピング(ウェブコンテンツから特定のデータを自動抽出)することを取り締まる方針を明かした。このほか、第三者が自身のコンテンツをどのように使用するか、クリエイターが選択できる方法の開発にも取り組んでいる。 

同社は「AIは人間の創造性を高めるべきで、取って代わるものであってはならない」との考えを示している。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「YouTubeやTikTokで好きな曲を生成AIで好きな声優などの歌声に無断で変えたAIカバーが流行しているが、無断でやると著作権侵害。YouTubeはアーティストや権利者がこれを検出・削除要請を出せるツールを開発。他に既存のコンテンツIDのように許可を出して権利者と動画作成者が売上を得るツールも開発中だ。「AIは人間の創造性を高めるべきで、取って代わるものであってはならない」に同意」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。