ワーナーミュージック・ジャパン、代表取締役社長兼CEO 小林和之氏退任へ
ワーナーミュージック・ジャパンは、代表取締役兼CEOの小林和之氏が、今年2024年後半に同職を退任予定であることを発表した。
後任者は現時点では未発表となっている。小林氏は今後当面の間社内に留まり、先月より会長に就任した北谷賢司氏と連携しながら、後任への引き継ぎに尽力する予定とのこと。
小林氏は2014年より10年間にわたり同職を務め、その間、あいみょん、THE YELLOW MONKEY、コブクロ、TWICE、MISAMO、ONE OK ROCK(五十音順)といったアーティストのキャリアの育成において重要な役割を果たし、親しみやすい人柄とアーティストを第一優先とする考え方で、長年の繋がりを築いてきた。また、同社をデジタルファーストの国内主要レーベルの一つに進化させるべく、社内を率いてきたとのこと。
自身もアーティスト出身である小林氏は、EPICソニー社(現: EPICレコードジャパン)でA&Rとしてキャリアをスタート。ディレクターおよびプロデューサーとして数々のアーティストを担当したのち、2002年10月に同社代表取締役に就任。2008年3月にはソニー・ミュージックエンタテインメント社コーポレイト・エグゼクティブに就任し、EPICレコードジャパン代表取締役、デフスターレコーズ代表取締役、Ariola Japan代表取締役を兼任した。現職就任以前、直近ではソニー・ミュージックエンタテインメント社で音楽映像アセット、ライブ会場、チケット販売、雑誌出版事業を担うメディアグループを統括した。
WMJ 代表取締役社長兼 CEO 小林和之氏コメント
ワーナーミュージック・ジャパンで素晴らしい旅路を共にしてくれたサイモン、そして過去と現在の全チームのみんなに、感謝を伝えたいです。また、山下達郎さん、竹内まりやさんを初め多くの偉大なアーティストの人生に携わり、歩んでこられたことは本当にありがたいことで、貴重だったと感じます。すべてには終わりがあるものであり、今が私にとって新たな一歩を踏み出すのに適切なタイミングだと考え、このたび決断をしました。
ワーナーミュージック・グループのレコード音楽インターナショナル部門プレジデントのサイモン・ロブソン氏コメント
Kazさんは、ビジネスエグゼクティブとしてアーティストに素晴らしい成果を届けてきたのみならず、彼らと深い信頼のもとで結ばれ、友情を育んできたあり方も、多くの尊敬を集めました。日本という非常に重要かつ独自性のある音楽市場で、当社ビジネスの進化に向けて会社を牽引してくれました。10年間にわたるKazさんの多大な貢献および功績に心から感謝しています。