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Spotify、動画クリエーターに100万ドル単位の報酬支払い検討か 非独占コンテンツ配信で

ビジネス 海外

Spotifyは、動画カタログの拡充で、動画クリエーターに7桁に達する金銭(1.4億円超)の支払いをオファーしているもようだ。 YouTubeに加え、自社プラットフォームでも番組を配信するよう、クリエーターに働きかけているという。関係者の話を元に、ブルームバーグが9月13日伝えた。 

取引内容はさまざまで、中にはクリエーターに対し、マーケティング支援を約束した上で、無料でのコンテンツ掲載を求めているケースもあるという。また、提案金額はクリエーターによって大きく異なる。ただ全体として、コンテンツや広告権の独占には興味がなく、単に動画カタログの拡大に注力しているようだ。 

Spotifyによると、同プラットフォームでビデオポッドキャスト(動画版ポッドキャスト)を視聴しているユーザーは1億7,000万人以上おり、「ユーザーのために動画カタログを増やす機会を常に模索している」という。 

かつてSpotifyは、自社オリジナルコンテンツに多額の資金を投じていたが、激しい競争などを背景に、収益化に向けて合理化に迫られてきた背景がある。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Spotifyが100万ドル単位の報酬で動画クリエーターを集めようとしていると報道。同社はMVやショートクリップで既に音楽映像に参入済みだが、2ヶ月前にテレビドラマやコメディやを配信するCineverseと契約している。音楽がメインコンテンツだったメディアがバラエティ化するのはラジオ、MTV、YouTubeなど歴史的に何度も起こっている現象。また同じことが起きると10年前、連載で語ったが現実になりそうだ。 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。