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YouTube、音楽業界注目の新機能 ファンとの交流や収益化など支援

ビジネス 海外

YouTubeは9月18日、クリエーター向けイベント「Made on YouTube」で複数の新機能を発表した。このうち音楽業界で特に重要だと思われる4つをMusic Allyが紹介している(いずれも日本導入は未定)。 

「コミュニティー(Communities)」は、ファンや視聴者が、クリエイターのチャンネルから直接アクセスできる専用スペース。他の視聴者やクリエイターと動画について話したり、ファンアートを共有したり、交流できる。 

また、縦型ライブ配信で「ジュエル」によるギフト機能を導入。視聴者によるリアクションで配信が盛り上がるほか、新たな収益化の手段となる。 

「ハイプ(Hype)」は、視聴者が新人クリエイターを応援する機能で、「いいね(高い評価)」ボタンの強化版。ハイプの獲得数に応じてランキング上位に表示される。ブラジル、トルコ、台湾で試験運用中で、特に18〜24歳の若者たちに好評という。 

さらに、「YouTubeショート」の背景を生成する「Dream Screen」に、Google DeepMindが開発した動画生成AIモデル「Veo」を導入予定。性能向上に加え、独立した6秒の動画クリップをショート動画用に生成できるようになる。動画にはSynthIDで透かしを入れ、AIで生成されたことを視聴者に伝えるラベルを表示する。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「YouTubeが新機能を続々投入。うちアーティストに関わるのは動画のBBSで足りなかったCH専用のコミュニティースペースの用意、縦型ライブ配信でのギフト機能、イイネを強化して音楽チャートに反映されるハイプ、ショート作成を生成AIでサポート(透かし付き)など。スーパファンPFや生成AIのトレンドを意識した更新だ。日本への導入時期は未定」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。