オーディオコンテンツの聴取時間、「音楽以外」が急増 13〜34歳で
13〜34歳の間で、音楽以外の音声コンテンツの聴取が劇的に増加しているーー。この背景には、ポッドキャストの普及があるとみられる。米市場調査会社エジソン・リサーチが9月18日に公表した報告書から、このような実態が明らかとなった。
ここでの音楽以外(スポークンワード)のコンテンツは、ニュースやトーク、スポーツ、オーディオブックなどを指し、ラジオやストリーミング、ポッドキャストなど、あらゆるオーディオプラットフォーム経由で消費される。
音声コンテンツの聴取時間のうち音楽以外が占める割合は、2014年時点で13~34歳が11%、35~54歳が22%、55歳以上が26%。2024年にはそれぞれ、23%、28%、28%となった。
全ての年齢層で伸び、中でも13~34歳はほぼ倍増。また、年齢層間の格差が大幅に縮小している。
若年層は、年配の世代が好む傾向にある伝統的なトークラジオに代わるものとして、ポッドキャストを聴いている。ポッドキャストを聴くプラットフォームとしては、Spotifyが人気という。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「音楽以外の音声コンテンツが次は伸びるとここ数年、伝えてきたがアメリカでは十年で音声コンテンツの聴取時間で音楽以外が占める割合が13~34歳が11%から23%に、35~54歳が22%から28%にと急増している。動画だが耳だけでも楽しめるVodcastも伸びておりMusicmanでも実験中(Nusicman)だ。なおSpotifyはPodcastのPFで首位を取った後、昨年からオーディオブックに注力している」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。