ワーナー・ミュージック韓国法人、英語音楽レーベル「MPLIFY」設立

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ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は9月13日、韓国法人が英語音楽に特化したレーベル「MPLIFY」を設立したと発表した。国際的なコネクションを持つ韓国人アーティストの、世界の音楽シーンでの成功を支援する。 

韓国法人のエグゼクティブ・プロデューサーであるサミュエル・クー氏が代表を務める。最初の所属アーティストは、韓国系オーストラリア人のシンガーソングライター「オリビア・マーシュ」で、NewJeansのダニエルの姉としても知られる。10月にデビューシングルをリリース予定だ。 

WMGは新レーベルについて「音楽制作とアーティストマネジメントに対する斬新なアプローチの表れだ」と説明。世界中のオーディエンスをターゲットに、ミュージシャンに独自の声を表現する創造的な自由を与えるとした。また、世界的なファンベースを構築し、国際的な音楽情勢の複雑さを乗り越えるアーティストをサポートすることを目的としていると付け加えた。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「ワーナー・ミュージックの韓国法人が、英語音楽に特化したレーベルを設立。韓国のローカルレーベルが英語圏に進出したこれまでと違い、グローバル・メジャーのローカル法人が本国のある英語圏へ逆上陸していく形なので、ちょっとした掟破りになる。今後、グローバル・メジャーの日本法人から同じ動きが出るか注目したい。」

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。