HYBE子会社、コインベースと提携 クリエイター支援プラットフォームでブロックチェーン活用

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BTSなどを擁する韓国最大の音楽会社HYBEは9月12日、子会社のバイナリーコリアが世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する米コインベースと提携したと発表した。「ブロックチェーン技術によってクリエイター経済に革命を起こす」としている。 

2025年に、AIとブロックチェーン技術を活用した革新的なクリエイター支援プラットフォーム「オンチェーン・エンゲージメント・プロトコル」の提供を開始する計画。これには、「新たなインフルエンサーを特定し、サポーターと結びつけるための」AI搭載ツールや、「ファンとの交流を管理し、デジタル報酬の配布を自動化する」AIエージェンのほか、ファンとクリエイター間の円滑な支払いができる直感的なシステムなどが組み込まれる予定だ。 

同プロトコルは、今年6月に正式リリースとなった、HYBEのクリエーターとファンをつなぐコミュニティープラットフォーム「THEUS」に統合される。THEUSのユーザー登録数は5万人超で、クリエーター35組以上が名を連ねている。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「BTSなどを擁するHYBEがコインベースと提携してクリエイター支援プラットフォーム「オンチェーン・エンゲージメント・プロトコル」を計画。AIといえば生成AI、ブロックチェーンといえばNFTアートという時期も一段落して、この企画のようにスーパーファンプラットフォーム(SFPF)に活用するなど地に足のついた利用法が増えてきた。HYBEが持つSFPFのTHEUSと統合するので数字的にも固そうだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。