エイベックス、博報堂と音声AR事業で連携したサービス「SARF+」開始
エイベックス・アライアンス&パートナーズは、博報堂と音声AR事業で連携し、IPを組み合わせた音声ARコンテンツの企画制作からマネタイズまで一貫した運用が可能な新サービス「SARF+(サーフプラス)」の本格的な提供を開始した。
第1弾として、2024年10月に開催する「LDH LIVE-EXPO 2024」に連動する形で導入。Osaka Metroの駅に音声ARスポットを設置し、LDHアーティストのプレミアムな音声コンテンツ「LDH LIVE-EXPO SOUND STATION」を10月27日までの期間限定で、楽しむことができる。
同施策をはじめ、今後、企業や自治体の集客・販促施策として、インバウンドや大規模施設へ「SARF+」を導入していくことで、音声ARの普及促進を行なっていく。
音声ARは、”位置情報”と音楽をはじめとする”音声情報”を組み合わせた音による拡張現実(AR)によって、日常の新しい楽しみ方、新しい体験を演出するソリューション。エイベックスは、これまでスマートフォンの位置情報と音声コンテンツを組み合わせた音声ARアプリ「SARF(サーフ)」を使って、地域の街歩き企画や、インバウンド向けの観光ガイド、音声謎解きや肝試しなど、様々な音声ARコンテンツを多数制作してきた。
今回の事業連携では、アーティスト、タレント、ライヴイベント、アニメなど様々なIPを保有し、音声ARコンテンツの制作、プラットフォーム開発、運用に関するノウハウとツールを持つエイベックスグループと、営業・企画プランニング、マーケティングに関するリソースとノウハウを持つ博報堂グループの強みを組み合わせた、統合的な音声ARサービス「SARF+」を立ち上げることで、企業や自治体の課題解決に寄り添った音声ARコンテンツの企画・制作から、マーケティングやマネタイズまで一気通貫で運用できる仕組み構築を目指す。
具体的には、これまでの音声ARコンテンツの制作に加え、コンテンツのマネタイズ(課金機能)や、利用者情報の分析(マーケティング機能)、アーティスト、タレント、声優などの自社IPを起用したPR・イベントプロモーション、インバウンド施策など、音声ARコンテンツを軸とした、企業価値の最大化、オーバーツーリズムなどの観光課題の解決、地域の賑わい創出を行なっていく。
その他、脚本家や演出家など、様々なクリエイターとIPを組み合わせ、地域や大型施設を舞台した大規模なフィールドエンタテインメントコンテンツの企画・制作なども行っていくとのこと。