ぴあ総研「2.5次元ミュージカル市場」2023年の調査結果を公表、283億円で3年連続過去最高を更新
ぴあ総研は、2.5次元ミュージカル市場動向に関する2023年の調査結果を公表した。
本調査では、2.5次元ミュージカル(日本の2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)の公演チケット販売額を推計し、2.5次元ミュージカル市場規模を算出している(2023年1月~12月に開催されたイベントが対象)。
2023年の2.5次元ミュージカル市場規模は、対2022年増減率7.9%増の283億円と推計される。コロナ禍で2020年は77億円まで落ち込んだものの、2021年から3年連続で過去最高記録を更新。タイトル数も2019年の作品数を超え、推計開始から最高本数となり、236本の作品が上演された。
市場規模の増加に寄与したのは、大規模公演の増加。2023年は、人気漫画「キングダム」と「SPY×FAMILY」が舞台化され、帝国劇場などで上演された。また、「刀剣乱舞ONLINE」シリーズは、ミュージカル化8周年を記念して、富士急ハイランド・コニファーフォレストでの野外公演含め、大規模に開催された。