「セットリストをプレイリスト化」  Apple Musicが新機能を追加

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Apple Musicは、アーティストがコンサートのセットリストをプレイリストにできる新機能を発表した。同プラットフォームやソーシャルメディアでこのプレイリストを共有することで、今後のツアー日程の宣伝や、コンサート追体験の機会を提供することが可能だ。 

この「Set Lists」機能は、同社が無料で提供している、アーティスト向けのデータ分析・解析ツール「Apple Music for Artists」で利用できる。パーソナライズされたコンサート情報を提供する「Bandsintown」アプリと統合されているため、個々のコンサートやツアー全体、レジデンス公演のセットリストを容易に作成できるようになっている。 

これらプレイリストは、Apple Musicのアーティストページ、Shazamのアーティストプロフィールや関連イベントページに自動的に公開される。 

利用にはまず、プレイリストのカバーアートとなるアーティスト画像をプロフィールにアップロードする必要がある。また、公演の発見性を高めるために、Apple MusicのページをBandsintownに接続することも推奨されている。 

なお、Apple MusicとApple Mapsは昨年、Bandsintownを利用したコンサートディスカバリー機能を追加した。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Apple Musicがライブのセットリストをプレイリストにする機能をアーティストに提供。僕もずっと欲しかった機能。Bandsintownとも統合されるので、Bandsintownのアカウントに接続を推奨している。Bandsintownは欲しいコンサート情報やライブ配信情報をパーソナライズして送ってくれるライブ好きにはマストのアプリ」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。