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TikTok、コンテンツモデレーション部門で数百人削減 AI活用を加速

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TikTokは、コンテンツモデレーション(投稿監視)部門で数百人を整理する方針だ。AIによる自動化を推進する。同社の話を元に、英紙デーリー・メールなどが10月12日伝えた。 

マレーシアでは500人近くが影響を受ける見通し。英国では同国でモデレーション業務に携わる従業員の4分の1に当たる約125人が失職の危機に直面している。 

TikTokの広報担当者は今回の整理について、「投稿監視のためのグローバルな運営モデルをさらに強化するための継続的な努力の一環」と説明。信頼性と安全性への取り組みで、今年は全世界で20億ドル(約3,039億円)を投資する計画で、今後も効率改善を進めると明かした。現在は、ガイドライン違反コンテンツの80%が自動化技術によって削除されているという。 

また、同社は英国の従業員に宛てたEメールの中で、「量の変動や複雑化、有害なコンテンツや悪質業者の増加により、コンテンツモデレーションの基準が上がった」と指摘。これを満たすため、より「高度な技術」が必要との考えを示した。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「TikTokが数百人のリストラ。(早くて)来年以降アメリカで禁止となったり、音楽サブスクから撤退したりと苦境が続いているが、投稿監視部門にAIを導入することで人員削減するようだ。今年は全世界で20億ドルを関連部門に投資、現在は違反コンテンツの8割を自動削除しているという」