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ヤマハ、24年4月~9月期は事業利益33.3%増 通期予想を下方修正

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ヤマハは、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日~9月30日)を発表した。

売上収益は、中国における市況低迷継続により楽器販売が不振であったものの、法人向け音響機器の販売好調に加え、為替の円安による影響もあり、前年同期に対し85億円(3.9%)増加の2,281億円となった。事業利益は、為替の円安による影響により、前年同期に対し51億円(33.3%)増加の204億円となった。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、第2四半期に中国、インドネシア工場のピアノ生産設備等に関して78億円の減損損失を計上したことなどから、97億円(64.8%)減少の53億円となった。

楽器事業は、売上収益が1,452億円(前年同期比2.0%減)、事業利益が106億円(前年同期比18.7%減)。アコースティックピアノは、中国における市況低迷継続により大幅な減収となった。電子楽器は、中国での需要減が響き、為替影響を除く実質減収。管弦打楽器は、需要堅調ながら米国における財政支援終了もあり前年並みとなった。ギターは、実質減収だった。

音響機器事業は、売上収益が640億円(前年同期比21.5%増)、事業利益が82億円(前年同期は7億円の利益)。個人向け事業は、ホームオーディオ縮小により実質減収となった。法人向け事業は、業務用音響機器の需要増が継続したことにより大幅な増収だった。

部品・装置、その他の事業は、売上収益が189億円(前年同期比1.1%増)、事業利益が17億円(前年同期比1.7%増)。電子デバイスは、車載オーディオの出荷が好調に推移したことにより大幅な増収となった。自動車用内装部品、FA機器、ゴルフ用品は、減収だった。

2025年3月期の通期業績予想は、ピアノをはじめとした中国市場のさらなる減速の織り込み、ならびに第2四半期の減損損失計上などから、売上収益、事業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益を下方修正する。

7月31日に公表した売上収益4,750億円(前期比2.6%増)、事業利益460億円(前期比36.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益355億円(前期比19.8%増)を、売上収益4,600億円(前期比0.6%減)、事業利益370億円(前期比9.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益180億円(前期比39.3%減)に修正した。なお、本予想における第3四半期以降の想定為替レートは、対USドル145円、対ユーロ160円となっている。

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