WOWOW、24年4月~9月期は9%増益 通期予想を上方修正
WOWOWは、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日~9月30日)を発表した。
同社グループの業績は、会員収入が減少したものの、映画事業等のその他収入が増加したこと等により、売上高は373億6,100万円と前年同期に比べ7億4,700万円(2.0%)の増収となった。営業利益は12億1,200万円と同1億7,300万円(16.7%)の増益、経常利益は16億500万円と同1億3,700万円(9.4%)の増益となった。しかし、特別損失として4Kチャンネル「WOWOW 4K」の放送サービス終了及びコンテンツ情報統合管理システムの開発中止を決定したことによる減損損失を計上した結果、親会社株主に帰属する中間純損失は1億7,900万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益7億2,000万円)となった。
メディア・コンテンツは、会員収入が減少したものの、映画事業や子会社の外部売上高が増加したこと等により、売上高は345億2,700万円と前年同期に比べ3億400万円(0.9%)の増収。セグメント利益は13億9,600万円と同1億8,700万円(15.5%)の増益となった。
テレマーケティングは、外部顧客のテレマーケティング業務等の売上が減少したものの、前中間連結会計期間に買収した「フロストインターナショナルコーポレーション㈱」の売上が、当中間連結会計期間の期首から反映されていること等により、売上高は45億5,900万円と前年同期に比べ2億3,300万円(5.4%)の増収。外部顧客からの売上減による利益減をフロストインターナショナルコーポレーション㈱の利益でカバーできず、セグメント損失は1億8,700万円(前年同期はセグメント損失1億7,300万円)となった。
2025年3月期通期業績予想は、最近の業績動向等を踏まえ、売上高を従来予想755億円から0.1%増の756億円(前期実績748億6,900万円)に上方修正。このほかは、5月15日に公表したものを据え置いた。