ARグラスによる次世代型クラシック鑑賞事業「Visuonix(ビジュオニックス)」、実証実験を世田谷区民会館にて開催
ARグラスを利用したコンサートホール&ライブの拡張鑑賞事業を手掛けるVisuonix(ビジュオニックス)ガイラフィルハーモニー管弦楽団は、2024年11月28日に「Visuonix(ビジュオニックス)」の実証試験(PoC)を世田谷区民会館にて開催する。
今回の企画は、ARグラスを活用したクラシック音楽の新しい可能性を追求する演奏会。舞台はこれまでよりも大きなホールに移り、リアルな会場の雰囲気を体感できる貴重な機会を提供。観客は音楽と映像が一体となった体験を通じて、字幕の役割やカメラワークがもたらす臨場感を味わうことができる。デバイスの数はまだ限られているものの、今回の検証会が今後のARグラス音楽会の未来を見据えた重要なステップとなる。
実施に関する背景について
これまで、コンサートホールやオペラハウスで、解説や字幕が見づらかったり、遠くから演奏者の顔が分からずに音楽だけを頼りに楽しむ経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
演奏家である代表荒川自身も、演奏に没頭しつつも、詳細な解説が欲しいと感じたり、目の前で繰り広げられているパフォーマンスをもっと理解したいという気持ちに苛まれた経験がありました。
そんな不便を解消し、観客がより深く音楽を体験できる世界を作りたいという思いから、このARグラスを活用した新しいコンサート体験の可能性を追求し始めました。この技術は、誰もがよりリアルで臨場感ある演奏を視覚的にも楽しめる未来を切り開くものであり、その第一歩を踏み出すべく、今回の実証実験を行うことになりました。