ハピネット、24年4月~9月期は36%増益
ハピネットは、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日~9月30日)を発表した。
売上高は1,685億4,700万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は65億2,300万円(同38.0%増)、経常利益は66億6,000万円(同35.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は43億8,600万円(同6.2%増)となった。
玩具事業やアミューズメント事業が引き続き好調に推移したことにより、売上高は前年同期を上回った。利益面についても、売上高の増加に加え、映像音楽事業で利益が改善したことにより、前年同期を大幅に上回った。
玩具事業は、「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などのトレーディングカードやバンダイの「たまごっち」関連商品などが大人需要も取り込み好調に推移したことより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。この結果、売上高は780億1,100万円(前年同期比13.6%増)、セグメント利益は45億500万円(同37.0%増)となった。
映像音楽事業には、映像音楽パッケージの販売が低調に推移し、売上高は前年同期を下回ったものの、同社出資映像作品の興行収入が好調に推移し海外や配信プラットフォームへの販売も伸長したことにより、映像メーカー部門の収益が改善し、利益面は前年同期を大幅に上回った。この結果、売上高は287億4,300万円(前年同期比13.9%減)、セグメント利益は7億4,600万円(同235.2%増)となった。
ビデオゲーム事業は、ゲームハードの売上が低調に推移していることに加え、ゲームソフトにおいても市場をけん引するようなヒット商品がなかったことにより、売上高は前年同期を下回った。利益面も、新作ゲームアプリをリリースしたことによるソフトウエア償却費の計上により、前年同期を大幅に下回った。この結果、売上高は363億8,300万円(前年同期比6.7%減)、セグメント利益は1億9,800万円(同72.1%減)となった。
アミューズメント事業は、カプセル玩具市場がユーザー層やインバウンド需要の拡大により好調に推移していることに加え、同社運営のカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店を拡大したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。「ガシャココ」は9月末日時点で118店舗を出店している。この結果、売上高は254億800万円(前年同期比27.7%増)、セグメント利益は17億600万円(同47.7%増)となった。
通期の連結業績予想については、5月13日に公表したものを据え置いた。
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