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ティアック、24年4月~9月期は赤字縮小

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ティアックは、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日~9月30日)を発表した。

売上収益は67億3,600万円(前年同期比8.1%減)、営業損失は2億8,200万円(前年同期営業損失4,700万円)、親会社の所有者に帰属する中間損失は3億4,400万円(前年同期親会社の所有者に帰属する中間損失3億6,800万円)となった。

なお、同社のBtoC事業は第3四半期、BtoB事業は第4四半期にそれぞれの需要期を迎えることから、同社グループの業績は、売上、利益ともに下半期に偏重する傾向があるとしている。

音響機器事業の売上収益は48億5,300万円(前年同期比8.2%減)、セグメント営業利益は3億3,200万円(同33.0%減)となった。プレミアムオーディオ機器は、ESOTERICブランドで、SACDプレーヤー、ネットワークプレーヤーが好調に推移。TEACブランドでは、新製品のUSB DACと欧州でターンテーブルの販売が好調に推移した。輸入ブランドでは、各ブランドのスピーカーが好調に推移した。その結果、プレミアムオーディオ機器全体として、前年同期比で増収となった。音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)は、BtoB事業において、音響設備工事案件の需要増により主力録音再生機などの販売が好調に推移したが、前年同期に業務用ミキサーの海外での販売を開始したことによる反動減もあり、前年同期並みに推移した。BtoC事業において、マルチトラックレコーダーやビデオグラファー向けレコーダーなどの新製品の受注は好調だったが、エントリー向け現行品は市中在庫の販売が進まず低調な推移となった。その結果、音楽制作・業務用オーディオ機器全体では前年同期比で減収となった。

情報機器事業の売上収益は、15億5,400万円(前年同期比2.2%減)、セグメント営業損失は1億200万円(前年同期営業損失9,700万円)となった。計測機器は、データレコーダーの出荷が防衛関連向けを中心に好調に推移、生体測定装置の販売も好調だったが、センサーおよびデジタル指示計において、コアとなる半導体市場向けが需要回復の遅れにより低調だったことから、カテゴリー全体では前年同期比で減収となった。医用画像記録再生機器は、国内向けの消化器内視鏡向けレコーダーが低調な推移となったが、Full HDレコーダーは堅調に推移、フラッグシップモデルの4K手術画像記録用レコーダーも新たなOEM採用が決まるなど好調に推移し、前年同期比で増収となった。機内エンターテインメント機器は、欧州やアジア、中東におけるシステムサプライヤーとのパートナーシップ拡大により引合いが大きく増加、国内では航空業界以外の市場開拓も進んだが、機内サーバーの販売が低調に推移し、前年同期比で減収となった。ソリューションビジネスは、医用向けサーバーの出荷と受託開発案件の受注が好調に推移し、ネットワーク・インフラの保守も堅調だったことで、前年同期比で増収となった。

通期予想ついては、5月10日に公表したものを据え置いた。

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